訳すということは英語学習における日本人の悪い癖

英語を見ると、とにかく日本語になおさなないとどうも落ち着かないというのが日本人の悪い癖です。

たとえばファミリーと聞けば、すぐ「家族」と訳してみるし、その逆で家族と聞けば「ファミリー」としか考えない。

そこで「家族は何人ですか」と英語で言おうとすると、「何人」はHow many、

しかもそのあとには複数名詞という文法の知識も手伝って、How many families do you have?となってしまいます。

ですが、この言い回しは英語圏の人には全く通じません。この英語は「奥さんは何人ですか?」という意味になってしまいます。

また、Do you have a family?の問いに対しても、日本人は気軽にYes,I do.と言ってしまいますが

この場合、familyは配偶者や子供という意味であって、家族は居ますか?という意味ではありません。

Who do you work for?(お勤め先はどこですか?)と聞かれて、「誰のために働くのですか?」と訳し

I work for my wife.(妻のために働きます)と答えてしまうことも、日本人特有の単語直訳の弊害です。

日本語から英語、英語から日本語への言葉の置き換え作業をやっていたのでは、

いつまでたっても本当の英語力は身につきません。

大切なことは、こうした置き換え作業ではなく、英語ではこんな時いったい何と言うのだろうか。

また英語でこんな風に言うと、日本語ではどんな意味になるのだろうかということを考えてみることです。

どれだけ巧みに文法力を駆使して訳しても、本国の人から「そうは言いませんよ」と言われてしまえばおしまいです。

訳すということの虚しさと間違いを一日も早く理解し、英語の表現を素直に暗記すること。

これ以外に英語力上達の秘訣はありません。